私は、3月下旬から除染作業員として就職活動を始めていました。
そんな中、地元富岡町からの広報物の中にチラシがあり、今回の講習会を知り、受講に至りました。
“除染”というワードは、各メディア等で頻繁に見聞きし、漠然と知っているつもりでしたが、今回の受講で、知らない部分を知り、知っていた部分は更に理解を深めることができました。
特に法令関係は、普段から馴染みがあまりなかったので、細かい違いがわかって良かったです。
これから、除染作業員として初めて従事するので、今回の講習会で得た知識を業務に活かしていきたいです。また、“放射線”“除染”など、よくわからないままでいる親類などに優しくかみ砕いて伝えていきたいと思います。
受講を検討している方へ、当面、福島が直面し、抱える問題なので、ぜひ受講してみてください。
私たちは浪江町から避難し、現在 郡山市で生活をしています。
私たち自身、日常生活で特に放射線に対して心配はしていなかったのですが、周りで心配している人の話を聞いているうちに不安を抱きはじめていました。
町から配布されたタブレット端末でセミナーのチラシを見て、「一度話を聞いてみよう」と思い、今回夫婦でセミナーに参加しました。
一時帰宅で、自宅から物を持ち出す場合、線量の判断基準や計測法もわからず、本当に大丈夫なのだろうか?と疑問をいだいていました。
アルバムやお気に入りの食器を持ち出したいが、特に食器は、口に入る物を乗せるので、使って大丈夫なのか など不安でした。
セミナーに参加して、計測器などを使い、抱いていた疑問点をわかりやすく説明していただき、安心感を得ることができました。
また、日々の暮らしに役立つ洗濯物や家庭菜園について、心配している周りの方へ話すことができます。
漠然とした情報ではなく、一度きちんと聞くことで放射線を理解してほしいと、県内に住む親戚、友人にぜひセミナーを紹介したいと思います。
私はこれまで数十年、大型自動車の運転の仕事を一筋にやってきました。
先の3.11東日本大震災以降、玉かけ講習、クレーン講習といった様々な資格を取得し、福島の復興にすこしでもお手伝いできればと思い頑張ってきました。
これから除染作業の仕事をしようと今回受講に応募しました。
除染に興味も深く、また受講してみると今まで知らなかった名称、記号といった知識も増え非常に勉強になりました。
これからは、この除染講習を活かし、さらに建設機械等の資格にもチャレンジし、目線を変えて新しい職場で活躍したいと思っています。
福島復興のためにまだまだ働きたいと思っています。
2~3年前に同様の内容の講習を受講しましたが、当時は除染も手探り状態でした。
今は体制も整い、手段も目標も明確になったせいか、今回のこの講習は大変役に立つものでした。
私自身富岡町でアパートを経営しながら、林業を中心とした自然保護活動を展開し、野生動物を対象とした動物病院を開いて将来を模索していましたが、あの震災と原発事故により夢は中座し、これからどうしようかと思いつつ、この講習会を受けました。
今、富岡町も本格的な除染が始まり、将来が少し見えてきましたが、どんなに努力しても短期間での除染ではその効果は疑問です。
結局、住民が長期目標を持ちながら自ら除染に取り組まざるを得ないと思う時、自身の就業も含め将来多くの除染作業員の雇用も考えたいと思っています。今回の講習会は実用的であり、細かい実務面まで取り組んでいるので、今後30年にわたり役に立つものと思っています。