<バスツアーin南相馬>
以前から、被災12市町村で仕事がしたいと思っていました。これまでは、除染関係の事務職だったので、内勤ではなく現場である被災12市町村の現状を自分の目で確認したいと思いました。ちょうど、バスツアーで、南相馬市の事業所を見学でき、他地域からも乗車できたので、参加しました。これまで知らなかった業種の現場をみることができ、とても興味が湧きました。そして、南相馬市の現状もみることができました。
<合同就職面接会(いわき)>
合同就職面接会(いわき)には、前日に就職相談をしている時に、相談員から紹介されて参加しました。自宅からいわき市まで距離はありましたが、被災12市町村で仕事がしたいという思いが勝り、会場に向かいました。会場では、数社のブースをまわって話をききました。A社のブースで話をきいた時に、とても雰囲気が良くて、好感触でした。入社した後の話も具体的に話してくれたので、働く姿をイメージできました。入社したら、資格を取得する必要があるといわれ、初めは自分にできるかな、と不安でした。しかし、A社に魅了されたので、勉強してみようかな、という気持ちに変わりました。
<事業所への応募>
面接会から1週間くらい後に、A社に応募しました。すぐに返事が来て、採用面接になりました。採用面接では、被災12市町村で働きたいと思っていたことや、引っ越してでも仕事をしたいと伝えました。4日後に、採用の連絡があり、就職が決定しました。面接会から半月で、自分の夢を叶えることができました。これまで、男性用の社宅しかなかったようですが、女性用の社宅も用意してくれて、住居について悩まずに引っ越すことができました。
<就職相談について>
以前から、就職相談をしていましたが、偶然にも面接会の前日に電話をしたことで、参加しようという気持ちになれました。自宅とは離れている地域で開催するイベントも案内してもらえたので、就職に繋がりました。面接会の会場でも、相談ブースに行って自分の気持ちを整理しながら企業ブースをまわることができました。
<求職者へのメッセージ>
あっという間に、就職することができたように思います。あまり焦っても仕方がないし、のんびりし過ぎてもいけないので、就職活動は難しいです。一番大切なのは、タイミングと一歩を踏み出す勇気だと思います。タイミングを掴むためにも、勇気を出して行動してみることで、就職に繋がるかもしれません。就職がゴールではなく、これからがスタートです。スタートラインに立てるように、勇気を振り絞ってみて下さい。