
南相馬市で生活し、仕事を行うにあたって、従業員に放射線に関する正しい知識を学んでほしいと思っていたところ、企業向け出張放射線セミナーのチラシを発見し、受講を決めました。
今までこういったセミナーは、専門用語や難解な言葉が多く理解しづらいものが多かったのですが、本セミナーでは専門知識を持たない者にもわかりやすい言葉で説明していただいたため、他の社員にも伝えたいと思います。
今回の参加によって、我々が現在生活している地域での放射線に対する疑問がいくつか解消されたと思います。実際に暮らしていく上での安全・危険の基準が明確化し、それらをどのように受け止めて生活していけば良いか理解できたと思います。
セミナーによって得られた情報は、今後の業務におけるリスクコミュニケーションに大いに活用していきたいと考えています。
今回の放射線セミナーでは、企業ごとの事情や悩みに合致した内容を講義してくださったので、不安をお持ちのみなさんは是非とも受講して正しい知識を学ばれてはいかがかと思います。
私どもの工場は、食品を製造しています。
震災による風評被害はありませんでしたが、震災直後は工場設備などの破損により、すぐには生産ができない状態でした。
工場復旧までの約半年間、従業員の3分の2が他工場への応援という形で転勤をしていました。
工場が復旧してからは、全員福島に戻り、震災前と同じ生活をしています。
原発事故から3年以上が経過しますが、放射線の影響がわからないまま県外から福島へ配属され、働いている若手の社員および、そのご家族に対して少しでも放射線の不安を和らげられればと思いセミナーを申込みました。
実演などを通してのセミナーで、放射線の種類やその特徴、影響などを学ぶことができました。
福島で生活していく上で、放射線の影響はほとんど無いことを他の事業所の従業員および、今後の新規採用者へアピールしていきたいと思います。
みなさんも是非、放射線セミナーを受講して、正しい知識を学び、不安を払拭していただきたいと思います。
(福島市食品製造会社にて実施の様子)
「福島=放射線」と、間違った捉え方・情報による風評被害の影響が懸念される中、当社でも原発の影響により取引先から仕事の移管要請がありました。
事実を知り、できる限り正確な情報を発信したいと考え申込みました。
セミナーでは、実際にサンプルを用いた説明もあり、非常にわかりやすい講義でした。
今までは、ただ不安でしたが、具体的なデータを用いた講義で、認識の無かった内容も理解できました。
様々な事象に対し正しい知識・認識を持つことは、その後の社会生活においても重要なファクターであり、こうした無料のセミナーは有意義なものだと考えます。
当社では、無電源でパルスを発生する製品を手がけ、今後省エネ・節電等に貢献できればと考えています。合わせて、今回習得した正しい情報を機会あるごとに発信し、福島の復興に貢献していきたいと考えます。
(白河市 電気機械器具製造・開発会社にて実施の様子)
今回初めて福島県へ営業所を開設し、従業員のほとんどが他県からの転勤のため、放射線への不安がありました。
他県では、放射線に関する情報が入ってきません。
除染業務へのリース需要が多く、返却された機械の洗浄に関すること・線量の測定などについて心配でした。当社の事業に役立つ情報を希望して申込みました。
今回のセミナー受講は従業員にとって、放射線に対する不安解消へもつながり大変参考となるものでした。今後の新規採用者への正確な情報提供にも活用していきたいです。
また、担当の方とお話をしていく中で、よりよい人材を求めるということで“職場体験事業”を紹介していただき、登録をさせていただきました。
福島でのさらなる発展のため、大いに活用していきたいと思います。
(南相馬市 建設機械リース・販売会社にて実施の様子)