震災前に居住していた浪江町から案内のチラシが届き、このバスツアーを知りました。現在、就職活動をしており、経験職以外の職業を見てみたいと思いました。また、南相馬の企業がどのような復興をたどったのか関心がありました。
1ヶ所目の「介護老人保健施設ヨッシーランド」は津波により甚大な被害を受け、再建に向けた移転先の造成、建設に至るまでの経緯を伺いました。現在は利用者を受け入れるための研修中とのことで、皆さん丁寧且つ明るく挨拶されていたことが印象的です。
2ヶ所目の「セデッテかしま」は、高速道路で東北初の民間が運営するサービスエリアとのこと。高速道路の利用者だけでなく、地域住民のための地域密着の考えも盛り込んだ施設であることを学びました。また、調理現場の中の様子やそこで働く方の姿を見ることができたことは貴重な経験でした。
3ヶ所目の「シマ商会」では、自動車をリサイクルし資源として再生されるまでの工程を見せていただきました。震災前から企業名は存じ上げておりましたが、世界に先駆けて益々発展している様子が感じられました。
見学企業以外にも、海側の「万葉の里風力発電所」の建設地や「南相馬市復興工業団地」付近を通り、「ロボットテストフィールド」の建設予定地なども教えていただきました。復興への道のりは険しい中ではありますが、復興に向けた様々な取り組みを市の担当者から説明していただきました。
現在、どのような仕事に就くべきか悩んでいるため、今回の見学を参考にしながら探していきたいと思います。求人書類を見るだけでなく、やりたいことを自分の目で見たり、また体験することで、より多くの情報収集をすることが大事だと思います。